今日のケースは かなり特殊 ヨロズ屋をしておりますと いろんなケースのご依頼と 遭遇できるワケで。 今回のクライアントさまは お父様。 お片づけするお部屋は 同居している実娘さまのお部屋。 そう 「娘の部屋を片付けてください」 というものです。 ここで頷かれた方 多少いらっしゃるのでは ないでしょうか？ 

成人したお子様

の ましてや 

「異性」

のお部屋って いくら親でも手が付けづらかったり するみたいですね。 　ワタシは息子がまだ 成人していないので ピンとこないのですが いくら同居でも 自分で稼ぎ出すと 当たり前ですけど 子どもがお金を出して買うわけで それを勝手に触ったり ましてや捨てるなんてことは 暴挙としか 言えない気がします。 （ごみとかは別ですけどね） しかも麗しく成長した 娘さんならなおさら 

「お父さん、キモイ」 

くらいの破壊力のある言葉を 投げかけてくる可能性は 高いかと思います。 いや、あくまで 想像なんですが。 今回のケースは 娘さまの名誉のために申し上げますと 「汚部屋」というわけでもなく ひたすら モノが多いのでございます。 経済力あってのことですが 自分のお部屋だけでは置けなくなり 他の部屋にまで進出し さらにもう一部屋 空いた部屋を虎視眈々と 狙っていらっしゃるらしいのです。 （お父さま談） 「本人もどう片づけたら いいのかわからんだろうなぁ」と お父さま。 そこで 「おおたにさん、娘の部屋を 片づける段取りをしてほしいんです」 つまり 

一切モノは捨てず 本人が片づけやすい状態に してほしい 

というご依頼でした。 なかなか珍しいケースですね。 現在、娘さんのお部屋は ふたつありまして そのうちのひとつは 娘さまのベッドや メイク道具などが置かれた いわゆる 

「聖域」 

でございまして 

お父さまが安易に 踏み込める場所ではありません。 

（片づけの了解は とっていただいておりますけどね） なので、その隣の シーズンオフのモノや 「なんだかわからないけど 場所があるからまぁいいか」的に 積み上げられたモノで溢れたお部屋の 動線を整えて行きます。 このお部屋は物置としての 意味合いが強かったので 動線がめちゃくちゃでございました。

これは動線を整えたあとの お写真になります。 最初はお部屋の真ん中に 箪笥がある状態でしたので 家具のレイアウトを整えました。 そのうえで 「年齢・時代・用途」などから推察し 「これは必要ないだろうな」というモノを 一か所にまとめました。 娘さんのモノですし 最終的にはご本人さまに 確認していただくしかないのです。 

いらないだろうなぁといものは 付箋を控えめに貼っておきます。 娘さまがオフの日に 見直すきっかけになるといいなぁ。 付箋の意味は お父さまから娘さまに お伝えいただきました。 お父さま的にも落ち着いたようで 「これで安心だわ」と おっしゃってました。 「聖域」には 一切入らなかったお父さま。 娘さんのこと だいすきなんですね。 なんとなく ほっこりとした お片づけでした。

お父様と近所の喫茶店へ。 暑い日なので アイスコーヒーを ご馳走してくださいました。 娘さんの昔話をお聴きしたりして 親子の愛情を感じる時間でした。

ありがとうございました。 これからも 親子仲良く お過ごしくださいね。 娘さまがお片づけに困ったら お父さま ワタシにご連絡ください ご家族の 末永いお幸せを お祈りしております