生前整理カウンセリング【モノの処分に拒否感・罪悪感のある親御さまの場合】
高齢になった親御さまの 生前整理のご相談をいただきました。 相談者さまは末娘さま。 ご実家の生前整理です。 ご実家には 少し記憶があいまいになってきたお父さま それをささえるお母さま 体調を崩されて、長く家にいらっしゃる お姉さまがいらっしゃいます。 しっかりもののお母さまが 支えてこられたご実家でしたが お母さま自身も高齢となり それに伴う身体的な疲れも出て だんだんご実家が片づかなくなった とのことでした。 末娘さまたちには 新しいご家族もいて お仕事の都合で 遠く離れた場所に暮らしており なかなか思うように手伝えなかった そんな背景もあります。
離れて暮らすということは それぞれの環境ができ それぞれの背景や事情が 生まれるということでもあり
手伝う気持ちはあっても
なかなか都合がつかなっかったり
タイミングがあわなっかたり
親御さまも遠慮してしまったり
「自分が頑張ればなんとかなる」と考え
なかなか「手伝って」と
言えなくなるようです。
そういった背景もあり 片づけが滞り ご実家のお部屋の半分が モノで埋まってしまったそうです。 ご家族が話し合い 「生前整理をしていこう」ということになり 今回ご相談いただきました。 まずはご実家の状態を 確認させていただいて 時間・量・ご予算・状況に応じた ご提案をさせていただきます。
「生前整理」といっても その内容は十人十色で ひとつも同じものはありません。
ご家族のこれからを考え どうしたら暮らしやすく 生きやすくなるかを 総括して考えるのが 「生前整理」です。
お部屋の状態を確認しながら ご家族と相談していきます。
片づける気持ちはあるものの まだまだ「処分」することに 抵抗があるお母さま
「しっかり者」ゆえの
「他人にまかせる」ことに
軽い罪悪感もあってか
気持ちが揺らぐようです。
気がつけば2時間近く
ご家族のみなさまと
テーブルを囲んでの
話し合いになっていました。
今までの事例を織り交ぜながら お話しを進めていきます。 過去の話に戻ったりもしながら 2時間近く話し合うことで お母さまのお気持ちも前向きに。 片づけを行っていくために まずは「処分」ということで 次回業者と一緒に お見積りに伺うことになりました。
家族というものは
とてもありがたい存在ですが
近すぎて冷静に観ることができなかったり
感情をぶつけあったり
そんなことがしばしばあります。
そんなとき
第3者が介入することで
うまくまわる場合があります。
自分ではほどけない糸も
他人だったら意外にほどける
そんな感じでしょうか?
お母さまが前向きになってくださって
本当によかったです。
お母さまの様子を伺いながら
言葉を選んで質問をしたり
提案をされる末娘さまをみながら
親御さまを大切にされる気持ちや
それゆえに色々な葛藤が
おありだったのだろうと推測できました。
その後
クライアントさまである
末娘さまから
長文のメッセージをいただきました。
「(略)
母も安心して話ができたと
喜んでおりました。
捨てることに不安のある人だったので、
今日のお話はすごく響いてためになりました。
実家家族には少し勇気がいるかも
しれませんが、絶対にお片づけをやって
よかったと思ってもらえるはず!
(中略)
今日のお話を聞いて
それだけでスッキリしましたよ~。
片づけだけじゃない
いろんなヒントがたくさん!
本当にありがとうございました」
本当にありがとうございます。
「片づけてよかった!」
そう実感していただくためにも
ワタシもいろいろ考えて
いきますね。
クライアントさま
ご縁をありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
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