おかたづけカウンセリングレポ(片づけることでみえる「解」もあります)
「引越ししたお部屋の片づけが
できないんです。
アドバイスお願いします」と
ご連絡をいただきお伺いしました。
都心にある素敵なお部屋には
美人で華奢なクライアントさま。
知性も漂うステキな方が
お出迎えくださいました。
お部屋は都心ならではの
オシャレさと安全性があるものの
生活動線にそぐわない
間取りと収納です
お片づけに工夫が必要な物件でした。
物は大量ではありませんでしたが
収納から溢れている部分もあり
客観的に見て「無駄にしている」と
思われるスペースに対しての
お片づけアドバイスを
させていただきました。
カウンセリングの時に
「片づいたお部屋のイメージ」を
持っていただくようにするのですが
「このお部屋の片付いたイメージは?」
「片付いたあと、どんなことをして
どんな気持ちになっていますか?」
という問いには
なかなか答えられないクライアントさま。
「片づけたい」と
おしゃるものの
その気持ちの奥に何か
つっかえているような
つかみどころがないような
不思議な違和感を覚えました。
そういった時は
お片づけを一旦離れ
事前にクライアントさまから伺っていた
キャリアや生活について
質問をさせていただいたりするのですが
(ここらあたりは感覚で話すので
人によって違います。
もちろん根掘り葉掘りプライベートを
お伺いすることはありません)
そういったときに
クライアントさまが
急に堰を切ったように
お話しをしてくださることがあります。
そこがクライアントさまにとって
一番重要だったりすることもあります。
人の人生の中には
転機ともいえるタイミングが
必ずあります。
受験・就職・転職・結婚・出産
子育て・病気・・・
人によって回数も経験も
違ってくるのですが
その「転機」といえるタイミングに
人は片づけたくなってくることが
多々ありますし
片付けなければならない状況に
なることも多くあります。
女性には特に
今は死語となりつつありますが
「適齢期」のような言葉があったり
その言葉に翻弄されるような
周りの環境や空気感が
いまだに存在します。
「女性の自立」
「女性の活躍推進」を
うたいはじめている現代でも
その「妙な空気感」が
まだまだ支持を得ているような
そんな時代でもあると思います。
そういったタイミングにさしかかろうと
しているクライアントさま。
またそこにすぐに答えも出せず
モヤモヤとされているように感じました。
そんな心理が
「片づけたい」という気持ちと
リンクされているように感じます。
もちろんそれがすべてでは
ないですけどね
そういったときに
「お片づけ」を考えることは
とても有効です。
「お片づけは人生を考えること」
でもあるからです。
その時その時の
自分のライフスタイルに合わせ
住環境を整えていくことがお片づけ
でもあるからです。
早い話が
髪を振り乱して子育てしている時期の
クローゼットがスーツばかりだと
全く機能しないし
サイズも流行も体型も変わったあとに
若かりし頃の流行りの服を
過去の武勇伝と一緒に
ずっと持ち合わせていたって
タンスの肥やしになるだけで
なんら役にたたないってことです
(大切な思い出とは別)
今の自分を客観的にとらえ
「自分がどうして行きたいのか」
「何をもって生きていきたいのか」
「何が大切なのか」
突き詰めるのが「片づけ」なのです。
片づけは人生の縮図みたいなもの。
週末を利用して
断捨離に取り掛かる予定の
クライアントさま。
どうかご自身にたくさん向き合い
自分なりの解を出してくださいね。
ありがとうございました。
0コメント