お片づけレポ(高齢?80代女性のキッチン片づけ編)
80代のひとりぐらし高齢女性から
「キッチンに物が多い」と
息子に言われた。
片づけたいけど
思うように体が動かない。
消味期限が過ぎているのは
捨ててもいいから
片づけをお願いします。
というご依頼をいただきました。
うかがったのは一戸建て。
今どきのつくりです。
ご主人さまは他界され
近くに息子さんご夫婦が暮らしています。
伺ったおうちは
比較的綺麗に片づけられていました。
玄関のコーナーには
季節の小物も飾られています。
お琴などの趣味もお持ちで
素敵な女性でした。
上のキッチン写真も見る限り
散らかっているようには見えません。
そう、少し片づけられたのでしょうね。
「片づけた跡がありますが
物はどこかに移動されましたか?
それも合わせて見直しをしますので
移動したものを見せてください」
そうお伝えすると
隣の部屋に案内されて
これだけが移動されていました。
お気遣いいただいて
片づけてくださったのでしょうね。
勘のよい方ならお判りかと思います。
この移動させたものは
賞味期限内のもの。
すなわち、今現在使っているものです。
高齢者のお宅は
現在使っているものが
床やボードの上に並べられ
引き出しの中は
期限切れ=使っていないもの
で溢れています。
引き出しの中を見てみましょう。
白い引き出し1段目
2段目
3段目
ここから賞味期限が切れているものを
除いていきます。
1段目
2段目
3段目
ここから出てきた廃棄量。
45L袋5つ分。
8割強が賞味期限切れでした。
見やすいように余裕をもった
収納がポイントです。
ピンクのプラカゴの引き出しを見てみましょう。
1段目
2段目
3段目
ここは9割が賞味期限切れ。
3段目は根菜類ですが
腐って虫が湧いていました。
開けにくい引き出しは
誰だってつかわなくなります。
特に高齢者は顕著です。
ピンクのカゴは
引き出す際の滑りが悪く
勢いよく出そうとすると
足の上に打ちてしまいます。
すなわち事故になりやすい。
重いものが足の上に落ちると
骨折にもなりかねないので
ピンクのかごには
比較的軽く使用頻度の低い
キッチン用品のみ収納します。
1段目
2段目
3段目は空っぽになりました。
あともうひとつ
調味料の棚です。
ここもパンパンに入っており
床やキッチンの上にも大量にあります。
賞味期限だけで除くと
床にあったものを合わせても
半分に収まりました。
でてきた量はゴミ袋6袋。
段ボール1箱分の缶や瓶。
流せるものは流して洗い
廃棄の段取りまでしないと
捨てられない方も多いのです。
この方は一見お元気ですが
数年前に病気を患い
以降痛くて動く気力がなくなったとのこと。
痛みは人に見えません。
「これはできるだろう」
そう思っていることが
本人にとっては
とても困難だったりします。
親子の間柄なら特に
信じてしまう(信じたい)部分も
あるのだろうと思います。
ワタシも気をつけなければ!
「スッキリしました!
ありがとうございました!」と
お伝えすると
涙を流していらっしゃいました。
今まで
頼れなかったのだと思います。
この方は親切なお友達のつてで
ワタシにご相談くださいました。
お友達のお気遣い
昔は「おせっかい」と
言われたものでしょうね。
これからの高齢化社会
この「おせっかい」が
とても大切になってくると思います。
嫌がられる場合もあり
距離感が難しい部分もありますが
ちょっとした「おせっかい」が
うまく回っていくような
そんな社会になればいいなぁと
思ったのでした。
・・・・
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