カウンセリングレポ【本当に片づけたいもの編】
「大掃除はしたんですけど
とれない汚れがあります。
見に来てください。」
ご出産を控えた妊婦さんからのご連絡。
「私は代行清掃なので
お客様が一生懸命落としても落ちない汚れに
対応はできないと思います」
そうお伝えしても
「見に来てください」と強いお申し出。
???
行ってまいりましたよ 。
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むしろ おうちのなかは
一生懸命片づけている感じをうけるくらい。
大きんなお腹をうんしょうんしょと抱え
ちゃんとお掃除されています。
違和感を覚えつつも
お掃除アドバイスを。
アドバイスはすぐ終わり
なにか言いたげなクライアントさま。
座っていると
ポツリポツリと
いろんな不安を漏らし始めました。
はじめての出産がこわい
出産してから友達作りが不安
ちゃんと生まれてこなかったら、どうしよう
子育てって褒めるもの?叱るもの?
ひとりのときに陣痛がきたらどうしよう
ひきこもっちゃたら、どうしよう
そんなことを
時には涙を流しながら
話してくれました。
うんうん、不安になりますよね。
大丈夫
だってクライアントさまは
ちゃんとSOSを出してるじゃないですか。
不安なとき
ひとりで抱えこむのではなく
誰かにSOSを伝えるって
とっても大事なんですよ。
完璧であろうとすると
人はしんどくなりますね。
完璧でないと愛されない
そんなこともないんです。
それは、あなたの思い込み。
ヒトに頼っていいんです。
なんでもひとりでやっちゃうと
いつか壊れちゃいますよ
そんなことを伝えながら
考え方をちょっと方向転換できるような
そんなアドバイスを。
「そっか、なんかありがとうございます」
笑顔で涙をふくクライアントさま。
人の目は気になるかもしれないけど
あなたの人生を決めるのはあなた。
ヒトに左右されすぎないで。
必要以上に自分を犠牲にしないように。
それに、間違ったって
失敗したっていいと思うんです。
それはそれで
必要な学びなんだし
さぁ、スッキリされたみたいだし
ワタシは帰りますと言って
お別れしました。
ワタシにも人生が不安で
怖くてたまらない
お友達もいない(と思い込んでいた)
そんな時がありました。
全部自分で抱え込んで
アップアップしていても
ヒトに助けてって
言えなかった時代がありました。
っていうか
人は助けてくれないと
思い込んでいた暗黒時代。
ちゃんとお付き合いしていたけど
深い部分で人など信じていなかった。
ワタシのダメダメなとこをみたら
みんな去っていくと信じていたから。
今から考えたら
なんて歪んでいた若かりし頃だろう
もし、あなたが
誰も何も助けてくれないと思っているなら
それは
あなたが弱みをみせていないからかもしれません。
だって、相手は超能力者じゃないもの。
伝えないとわからない。
あなたが完璧でないと愛されない
評価されないと思っているなら
助けを呼ぶことは難しいのかもしれません。
だけども、
その自分でぐるぐるに巻いている
見えない鎖を外して
「助けて」っていえたなら
また、新しい世界が広がると思います。
世界は、そんな悪いもんじゃない。
自分をさらけ出して
ダメな自分を認めた今
完璧を目指して
頑張り続けていたあの頃より
世界はもっと広がったし
もっとあったかくなった。
あなたの未来の世界が
今よりずっと優しく
あたたかいものでありますように。
そのカギを握っているのは
ほかならぬ
あなたた自身であることを忘れないでくださいね。
クライアントさま
ありがとうございました。
ご安産をお祈りしております。
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